Debian CD-Rの利用

 

DebianでCD-Rを使うときの例です。

ここでは、SCSIドライブでデータCDを作成する場合のみ紹介しています。

 

<動作確認>

Chopper

1.cdrecordのインストール
2.ドライブの確認
3.作業ディレクトリの作成
4.イメージファイルの作成

5.書き込み

 

---SN-Knowledge Information----------------
知識コード:snkm001000013
タイトル:CD-Rの利用
上位知識コード:Debian(snkm001000006)
提供者:主任(sn0002)
レベル:メモ書き(LV001)
登録日:2002/12/05
最終更新日:2002/12/05
----------------------------------------

 


必要なパッケージ

cdrecord

 

1.cdrecordのインストール

cdrecordはdebファイルで公開されています。
apt-getやaptitudeでダウンロードしてインストールできます。

<インストール例>

apt-get install cdrecord

aptitude -> cdrecord

<インストールメッセージ>

-Configuring Cdrecord-

You have the option of installing cdrecord with the SUID bit set.
///

Do you want /usr/bin/cdrecord to be installed SUID root?

Yes/\No\

SUIDというものを良く知らないのですが、とりあえずYesにするとSUIDプログラムとなるため一般ユーザでもオーナとしてcdrecordが動かすことができるらしい(?)。よくわかりません。Noにするとrootじゃない動かせません。

 

2.ドライブの確認

CD-Rがどこにささってるいのかを調べます

cdrecord -scanbus

実行すると、SCSI機器の一覧が表示されます。
利用するCD-Rドライブの番号「0,0,0」のところを覚えておきましょう。
ちなみにうちのドライブは「0,3,0」です。

 

3.作業ディレクトリの作成

CD-Rに書き込むファイルたちをCD-ROMイメージとして作成します。
適当なディレクトリを作成し、そこに書き込みたいファイルを置いてイメージファイルを作成します。

書き込むファイルを保存するディレクトリの例:
/home/cdr

作成したディレクトリにファイルをコピーします。

 

4.イメージファイルの作成

書き込むファイルを入れたディレクトリからイメージファイルを作成します。

mkisofs -r -J -o イメージファイル名 書き込むファイルを入れたディレクトリ

例:
mkisofs -r -J -o cdimage.img /home/cdr

するとカレントディレクトリにイメージファイルが作成されます。

 

<オプション>

-r:RockRidge拡張(Linux対応長いファイル名OK)
-J:Joliet拡張(Windows対応長いファイル名OK)
-o:イメージファイル名指定

 

5.書き込み

CD-Rに書き込みます

cdrecord -v dev=CD-Rドライブの番号 speed=書き込み速度 -data イメージファイル名

例:
cdrecord -v dev=0,3,0 speed=2 -data cdimage.img

残り時間やらなんやらが出てきてすべてが終わると書き込み完了です。