Debian Samba

 

DebianにSambaを導入するときの例です。

Sambaとは、Linux上にWindowsネットワークを接続させるものです(?)
Windows用のファイルサーバが構築できます。

<動作確認>

Vivi
Nami
Chopper

1.Sambaのインストール
2.Sambaのファイル
3.smb.confの設定
4.ユーザの追加・パスワード
5.Sambaの起動
6.Sambaの利用
7.smb.confの例

 

---SN-Knowledge Information----------------
知識コード:snkm001000010
タイトル:Samba
上位知識コード:Debian(snkm001000006)
提供者:主任(sn0002)
レベル:メモ書き(LV001)
登録日:2002/12/05
最終更新日:2002/12/05
----------------------------------------

 


必要なパッケージ

<samba>
--debconf
--samba-common
--netbase
--logrotate
--libc6
--libcupsys2
--libpam0g

 


1.Sambaのインストール

Sambaはdebファイルで公開されています。
apt-getやaptitudeでダウンロードしてインストールできます。

 

<インストール例>

apt-get install samba

aptitude -> samba

 

<インストールメッセージ>

-Samba Server-
The rest of the Configuration///
Configure smb.conf through debconf?
\Yes\/No

-Samba Server-
the Samba services (nmbd and smbd) can run as normal daemons or from inetd.///
How do you want to run Samba?
\daemons\/inted

-Samba Server-
if this is a new///
Generate /etc/samba/smbpasswd?
\Yes\/No

デフォルトでも、問題ありません。\-\は私が選んだ選択肢です。

 


2.sambaのファイル

sambaの主要なファイルが以下のように配置されます。

/etc/samba
 secrets.tdb
 smb.conf
 smbpasswd

/etc/init.d
 samba

/usr/bin
 smbcacls
 smbcontrol
 smbpasswd
 smbstatus

/usr/sbin
 smbd
 umdb(?)

 


3.smb.confの設定

3.1.Windowsから見るに最低限必要な変更

workgroup = DEBIAN_FANS -> workgroup = [設定したいワークグループ名]
encrypt passwords = no -> encrypt passwords = yes

3.2.設定の詳細?

<ワークグループの設定>

[global]セッション
デフォルト:workgroup = DEBIAN_FANS

workgroup = [設定したいワークグループ名]

 

<Windowsからのパスワード?>

[global]セッション
デフォルト:encrypt passwords = no

encrypt passwords = yes

 

<共有フォルダを作る>

Sambaを利用するユーザが共通に見れるディレクトリには以下を追加してください。

[共有名]
 path = 共有するディレクトリ
 comment = なんの共有か、とかの説明文
 writeable = 書き込み可/不可(Yes/No)
 username=このディレクトリを見れるユーザ
 guest ok = ゲストOK?(yes/no)

設定例:だれでもOK
[kyoyu]
 path = /home/samba
 writeable = Yes

設定例:特定のユーザだけ
[kyoyux]
 path = /home/kyoyu
 username = abe,kmiura
 guest ok =no

 

<ホームディレクトリの設定>

Sambaにログインしたら自分のホームディレクトリを利用できるようにすると便利です。

デフォルト:
[homes]
comment = Home Directories
browseable = no

# By default, the home directories are exported read-only. Change next
# parameter to 'yes' if you want to be able to write to them.
writable = no

変更後
[homes]
comment = Home Directories
path = /home/%u
browseable = yes


writable = yes

 


4.ユーザの追加・パスワード

SambaはLinuxとは別にユーザとパスワードを持ちます。
Sambaに登録するユーザはLinuxでも作成しておく必要があります。
LinuxのユーザをSambaユーザに変換することもできます。

 

<ユーザの追加>

smbpasswd -a ユーザ名

ユーザ名には追加したいLinuxユーザ名を入力します。

入力例:
smbpasswd -a rurina

入力後パスワードを聞かれるので設定したいパスワードを入力してください。(2回)

Added user ユーザ名

と出力されると成功。
Failed to modify password entry for user ユーザ名
とかが出ると失敗

 

<パスワードの変更>

smbpasswd ユーザ名

ユーザ名には変更したユーザのパスワードを入力します。
入力後パスワードを聞かれるので設定したいパスワードを入力してください。(2回)

Password changed for user ユーザ名

と出ると成功。
Failed to modify password entry for user ユーザ名
とかが出ると失敗

 

<ユーザの削除>

smbpasswd -d ユーザ名

ユーザ名には変更したユーザのパスワードを入力します。

Disabled user ユーザ名

と出ると成功。
Failed to modify password entry for user ユーザ名
とかが出ると失敗

 


5.Sambaの起動

何もしなくても起動します。(?)

nmbdとsmbdが起動していれば動いています。

 

<Sambaの停止>

/etc/init.dに移動

./samba stop

正しく停止すると
Stopping Smba darmons : nmbd smbd.
と出ます。それ以外は、既に停止している可能性が大。

 

<Sambaの起動>

/etc/init.dに移動

./samba start

正しく起動すると
Starting Smba darmons : nmbd smbd.
と出ます。それ以外は、既に起動している可能性があるがsmb.confの設定が間違っている可能性もアリ

 

<Sambaの再起動>

./samba restart

Sambaの再起動、停止して起動しなおします。

 


6.Sambaの利用

起動したらWindows側から見てみます。

(1)マイネットワークを開く
(2)Sambaサーバのあるワークグループを開く
(同じワークグループの場合は不要)
(3)Sambaのディレクトリは
kyoyu - CHOPPER server (Samba 2.2.3a-6 for Debian) (Chopper)
と表示されます。(CHOPPERはSambaの起動しているホスト名)
(4)アイコンをダブルクリックし、必要な場合はユーザとパスワードを入力
(5)以降Windowsの操作

 

7.smb.confの例

私のsmb.confです。

smb.conf